■1日目 **出会いっていいね**

初日。まあ、初日って言っても中正国際空港着が現地時間22時でそれから事務手続きやらなにやらしてたら、23時なわけで。んなもんで、日本出発が19時。昼くらいから準備しても余裕があるほどだった。

地球の歩き方を遠足のしおりばりに見ながら、持ち物チェックに励んだ。無くて困るものがあったら現地で買えばいいや感覚でいつもの通学リュックに詰め詰め。盗難なんかも気にして、こ出掛け用のバックを肩からぶら下げリュックを背負い、はい、海外旅行とは思えない。ところで、このこ出掛けバックは兄ちゃんので、後日、兄ちゃんは怒っていたようです。怒るこたぁ無いべさ。

さて、家を出まして、日暮里駅に行きまして、京成で成田空港までぴゅ〜っと。ほんと便利なところに住んでるな〜と実感。ところで、上野→成田空港まで55分だかなんだかの京成スカイライナー、あれって運賃倍近くなるのね。所要時間は10分くらいしか変わらないのに。誰があんなん乗るんだろ。なんて不思議に思っている間に成田空港到着。

初めての土地ってのは緊張するもんですが、成田空港も然り。しかも外国人さんがやっぱ多いのね。どこにこんないたの?ってくらいいるね。ウロウロしながらロビーへ。あーそうそう、ここで一つ間違いを犯したんだ。換金ってのは日本でしないほうがいいんですか?成田空港にくっついてる換金所があって、こりゃいいやと思って早速円から元にしたんすよ。けど、台湾に着いてから気付くんだけど、どうもRateが悪い。3万円を換金したんだけど、1円=3.1元って聞くもんだから1万元近くはなるはずなのに、確か4000元が入った封筒2枚といくらかだったんだよね。と、思い、今ちょっと調べたらやっぱり空港はレート悪いみたいね。しかも俺がやったとこ、空港でもないようなところだった気がする…もうね、運転免許の試験所の通り道に写真屋さんが怪しげに何軒もあるような感じっていうのか。まあ、とりあえず失敗したと。これも勉強です。

んで、暇〜で暇〜で本屋で立ち読みしまくってるうちにギリギリな時間に。駆け足で乗り込むやチャイナエアライン。さすが格安航空会社とばかりに中華一色な飛行機。たぶんANAとかだと日本人ばっかなんだろうね。なんか日本の航空会社ってのは世界一高いらしいですよ。

この飛行機、台湾の方々がうるせーうるせー。中国語はただでさえ乱暴に聞こえるもんだから、もう怒声のごとくですよ。少し萎える。けど、飛び立つ直前に、隣の台湾人が仲間の元へと席を移っていったのよ。いやはや、静かに、そして広くなりました。かーなーり、快適に過ごせました。ちなみに、ここでのおいらの携帯メモ(旅中、気になることは全部メモってました。)には、スッチーがインリンに激似とだけ書いてありました。はい、激似でした、マジで。けど、口調は怖かったです。離陸時はステップを上げないで下さい!(たぶん)って中国語で言われました。

機内は至って快適。前半はご飯やら酒やらを全部隣の席に置いて、Mr.インクレディブルを英語鑑賞。いい映画でした。多少酔っ払ってウトウト…。そのあと、ゲームでマージャンして激勝ち。リアルじゃ勝ったことないくらいの勢いなのにな〜。とか思ってたらEasyモードだった。うへ。

そんなことしてる間に到着です。3時間ちょいのフライト、あっという間ですね。さあ、外国だ外国だ。わーいわーい。うきうきしながら歩いて入国審査。すんげー混んでるなーと思いながらテクテク歩いて、なぜか迷わずCitizenの方へ。間違いに気付くまで10分。No Citizenに並び直し。すでにこの時点で腰が痛かった覚えがある。この腰痛、ごーし君を苦しめ続けます。

なげぇ並び時間の割りにあっさり入国審査終了。帽子とれって言われた。こわいよー。続いて、皆さんごっついスーツケースを取る中、それ預ける必要無いんじゃねぇと言わんばかりの軽いリュックを取って、いざ入国。

まずは、地図とか、くれちゃうらしい旅行サービスなんちゃらみたいなとこへ。はい、閉まってる。てか、店という店、ほとんど閉まってる。まあなー、11時だしなー。んで、続いては、迷う。んー、地球の歩き方は第1ターミナルのことしか書いてなくてさー、俺降り立ったの第2ターミナルでさー、さすが格安チャイナエアラインでさー、まあ、バスが見つからなかったのよ。そんな日本人を見りゃーよ、寄ってくるわなタクシー運ちゃんよ。どこまで行くの?!乗ってきなよ!乗れよ!いやいやいやいや…早速異文化体験。NO!って言ってやった。で、第2ターミナルをぐるーっと一周。ついにバス乗り場みっけ。でもなんか雰囲気が違う。どうも地球の歩き方に載ってたメジャーなバスが見当たらない。第2だからかな〜と思いつつ、片っ端から台北駅に行くか?とバスの運ちゃんに聞いて回った。

わっはっは、英語通じねー、日本語通じねー。おかしいなー、日本語はよく通じるって聞くし、簡単な英語くらいはまあ喋れるだろと思ってたのに。でもま、台北ステーションくらいは通じるんで、なんとか怪しげなバスに乗る。運賃100元なり。地球の歩き方に載ってるどこのバス会社より安くてなんか頑張ってるな、俺、と感心。でまー、あれだ、ごーし君なんと芸能人になったわけだ。バスに乗ってた中学生くらいの子達がなんだか興味津々。ハポーネハポーネ言ってた。で、近寄ってくるからなんだなんだと思ってたら、写真撮ろうって。いやー、おっちゃん写真一緒に撮ろうなんて言われるの初めてだよー。普通に嬉しかったっす。異文化体験っす。残念ながら彼らは空港近くの町ですぐに降りちゃったんだけど、ばいばーいって仲良しでしたよ。

さて、台北にゴーゴー。もうね、バス停の名前言われても中国語で分からんし、地図もらえなかったから場所も分からんし、けど台北駅には行くって言ってたから覚悟決めて寝ることにしました。しばらくすると、運ちゃんが何か喋ってます。いいや、全然わかんねぇや〜なんてフテ寝してたら、あなたどこまで行くの?と後のおばちゃんが話しかけてきました。あっ、台北駅ですって言ったら、そのおばちゃんったら中国語バリバリ。なんとおっちゃんは皆どこに行くんだ〜いとマイクでお知らせ、おばちゃんは見事に通訳してくれました。感謝感激。もう俺ったらば、初日から自分の力じゃ台北駅にも辿り着けんかったよ。これね、よく考えたらすごいんだわ。あのバス内で間違いなく日本人は俺とそのおばちゃんだけ。台北駅付近ではもうほとんどの乗客は降りてて、バス内は4,5人。そんな状態でもフテ寝してる俺も俺だけど、このおばちゃんが残ってなかったら一悶着だったわな。良かった良かった。

無事に台北駅に着きました。まあ、夜も更けすぎですよ。場所も治安も何もかも分からないんで、さっさと泊まるゲストハウスに電話。迎えに来てくれる予定だったけど、こんな夜更けにもしかしたら寝ちゃってるんじゃないかと思ったけど、きてくれました。ゲストハウスなんてもんやってるんだから、どんだけ賑やかな人かと思ったらすんごい物静か。ゲストハウスまでの道のりだけで軽く沈黙。結局この人と打ち解けたのは最終日になってからだったな〜。

ゲストハウスに着き、身辺整理をしてからロビーにたむろってた人たちとお話。日本人ばっかだった。当たり前なんだけどね、日本人経営ゲストハウスだから。今となっては失敗だったな〜、やっぱ外人さんと触れ合いたかった。けど、まあ、初海外だし、いいか。んで、やっぱゲストハウス、皆さんさすがに旅人でした。全員が台湾は経由地にしてたし。沖縄からフェリーで台湾入りの人、次の日にはチベットに行って遊牧民と戯れに行くらしい人、カンボジアに行く人、1人は中国語ペラペラだし。すげーなーとポカンとしてましたよ。

んでさ、お腹空いてたわけで、外にご飯食べに行きました、1人で…。行こう行こう言っても、誰も来てくんねぇんだもんよ。さすがに、このとき2時、店もやってないでねー、コンビニばっかたくさんある台湾、けど台湾まで来てコンビニはな〜と思い、結局、表紙が加藤ローサだった台湾版miniを買って、何も食わずに帰ってきちゃった。あっ、あと歯ブラシ買った。コンビニは袋がお金かかるんだよ、1元。だから袋要りますかって聞かれたら、ブーヤオって言わないといけません。「不要」ブーヤオ。

ここでいっちょ、台湾のコンビニ事情。台湾のコンビニは多すぎる。屋台だけでも溢れかえっているのに、さらにコンビニが30秒も歩けば絶対にある。日系はセブンとファミマ、現地は福客なんちゃらとかOK便利店だかがあったな〜。そして、全部が全部臭いです。おいらは香草の匂いっていける人なんだけど、香草とも言えないなんとも言えない匂いが漂ってます。この原因が「茶葉蛋」っていう玉子を醤油やら茶葉やらで煮込んだ、見た目グロテスクな食い物なんだな。どこのコンビニにも置いてある7元の食い物。残念ながらカメラに収めてくるのを忘れた。てか、意外にもあまりコンビニ入らなかった。てわけで、ちょいとお借りしてきました。

まあ、そんなんで夜のちょいと不気味な台北を満喫して帰ってきまして、お眠です。1日目終了ですね。長い日記だこと。

【Photo】

成田デッキ

機内から

深夜の台北

茶葉蛋

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