■8/29 **病院でもなぜ…**

さて、何事もなく目覚めることができました。しかし、やはり疲れているのか、起きると10時過ぎ。チェックアウトは確か10時、もう誰もいなかった。そして、机の上には日本語のメッセージが。お大事にしてくださいとのメッセージと飴玉が3つ。相当嬉しかったなー。おいら日本人好きよ。気が利く民族No.1だと思うの。

さて、飴玉を舐め、唸りながらチェックアウトの準備。すると、人が来る。早く出ろってさ。風邪なんだ、ばかやろうって言ったら、そうかって言ってた。まあ、もう慣れっこですね、ここらへんは。心配っていう概念はありませんので、この国には。

さて、荷物をまとめユースに預けて一路病院へ。病院は少し街から離れた所。トラムを使い近場の駅から歩く。このとき、またも空腹が手伝って倒れそうになるが、がんばった、ごーしがんばった。病院に入ると少し落ち着く。人間の安心感ってすごいね、気持ちだけで、体調が少し回復するんだよ、病は気からとはよく言ったものだ。

まず、受付でキャッシュレスサービスのことを伝える。イマイチ知られてないサービスのようで喋る元気もないごーし君には辛かったけど、なんとか通じたようだ。てか、改めて見たら、留学保険の手帳に頼むときの例文とか書いてあった。これを見せればよかった…。で、しばし待って診療開始。淡々と診断。ずっと下痢続き。10回以上も下痢してる。食欲もまったくない。食事が合わないのもある。栄養失調も心配。水分だけは取るようにしてるけど、唇もパリパリでたぶん水分も足りてない。昨日ぶっ倒れた。あと、激痩せだ。ってことを全部伝えた。診察を待ってる間に栄養失調とか、下痢とかそういう単語を調べておいた。あはは。

で、尿検査と血液検査をすることに。そして、ビックリ。ノルウェーの血液検査は消毒なしで注射刺されちゃったよ。びっくらこいた。あれ?あれ?と思ってるうちに、ぷすって。やっぱり日本ってすごいよ、すごいと思う。なんかあのあと1週間くらい、しばらく注射刺されたとこ痛かったんだけど、なんかバイキン入ったんじゃないかと心配だった。

で、結果。bacteria infectだねって。何の数値だかは分からないけど、2つくらい標準値を異常にオーバーしてる項目があって、これが証拠だみたいに言ってた。おそらくシンガポールでの水とかじゃないかなとか言ってたけど、おいおい、それはなめすぎだ。北欧よりもよっぽど近代化してるぞ。まあ、たぶん疲れと気温低下と栄養不足で弱ってたんだろうね。で、早速薬のお話に。で、早速診断書を書いて、この薬でも駄目だったら、HelsinkiでもOuluでも病院行ってこれを見せれば再検査しなくて大丈夫だからって。で、早速終わり。

えっと、おいら大事なものが抜けてると思いました。俺たぶん見るからに弱ってたと思うのですよ。これこのまま帰していいのかくらい、いや、実際昨日倒れてるしさ。薬を待ってる間に、これは絶対おかしいだろ、やばいだろ、こんな奴そのまま帰しちゃったらと思い、薬をもらってから再度先生のとこに。とりあえず、点滴って英語だけ調べて。つまりは点滴なり何なり、ご飯も食べれないんだから、まず栄養取らせなきゃ俺倒れちゃうよって伝えた。が!通じなかったのか、栄養取るならフルーツが一番だ、ジュースでもいいから取りなさいって。違う。I dont mean thatを連発するも、何でここで引き下がったのか俺も分からないけど、引き下がっちゃった。なんだろ、点滴とかする文化じゃないのかな。分からないけど、フラフラのまま帰されてしまいました。そして、このあと吐く。

原因はたぶん薬。食後に飲まなきゃいけない薬を、空っぽの胃に即効ぶち込んでしまったからだと思う。大丈夫か、俺は生きられるのか。とりあえず、吐いた後は、落ち着きを取り戻したので、このままホステルに帰る(この日は予備でもう一泊延泊)のももったいないので、少し街をうろつく。中央駅付近から王宮に向かってテクテクと歩き、オスロ大学のムンク像を見て、王宮まで、そして戻ってオスロ市庁舎。はっきり言って、特に面白くない街だってのが印象。先に述べた通り、デンマークほどの中世のヨーロッパを残した町並みではないし、ビル的なものもたまにあって、それは見事に街にマッチしてなくて、落書き多し、ポイ捨て多し、ごみ多し、どことなく落ち着かない街だ。

で、今日は栄養を取らないといけません。どうしても取らないといけないでしょう。選んだのは寿司屋。店先に見えたのはsusiとbuffetの文字。そしてそんなに高くない値段、いくらだったかな。高くないって言っても2000円くらいだな。でもbuffetなら栄養取るならバッチリだろうと選んだ。入ると、あまりの繁盛してなさっぷりに驚く&寿司のひどさにびびる&味噌汁だけはうまくて飲みまくった。寿司は本当にひどかった。完全に機械で握ってる感たっぷりで、シャリは硬い。カチカチ。ネタも新鮮味ゼロ。いいとこなしだった。花丸が恋しくて仕方なかった。味噌汁はうまかったんだけど、残念具なしでね。なんの栄養にもならないことに気付いた。でもとりあえず、スープってもんに飢えていたから、汁物ならなんでも有りだったんだね、このときは。

さて、ホステルに戻って、やはり早急におやすみ。あっという間に寝れる日々だ。

【Photo】

街の汚さに足取りがさらに重くなる

なんかミスマッチな街

オスロ大聖堂

オスロ大学

ムンク像

王宮

王宮から街を見る

王宮2

国立劇場

オスロ市庁舎

激まずい寿司

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