さて、降り立った空港。まずはゆーこさんにお電話をしようと空港の公衆電話へ。いきなりデンマーク語の公衆電話にびびる。荷物待ちしている人とかに聞きながらなんとか電話。5分くらいなのに1000円くらい取られた気がする。恐ろしいペースで数字が増えていって怖くなった。

荷物を取り、一路コペンハーゲン中央駅に向かうため空港駅へ。まず、空港駅で中央駅にはロッカーはあるのかい？とインフォメーションで聞くが通じなくて凹む。また、切符を買うときも、買い方を教えてくれっていろいろ話したが通じないことが多くて凹む。というわけで、初めてのヨーロッパにビビリ始める。

次は中央駅での出来事。雰囲気が悪い。北欧での旅を終えて気付いたことだけど、コペンハーゲン中央駅は、4つの北欧の中央駅、コペンハーゲン、オスロ、ストックホルム、ヘルシンキの中で一番柄が悪かった（ストックホルムはまだ行ってないけど…）。とにかく構内からホールに入った途端に、なんてことかタバコの煙が充満。これもこのあと気付くことですが、北欧4カ国はタバコに厳しいお国。しかし、喫煙者の人達は吸えないわけじゃない。それは、タバコはあらゆる場所で禁止だけど、それは全て屋内での話。カフェの店内でダメ、公共の施設内はダメ。そのため、なんとこうやって店外がすごい煙になるのです。これほんとよ。道を歩いていても、残念カフェ内はダメだからって、オープンカフェで皆吸うもんだから、いつでも道はタバコの匂い。なんか間違った方向に行ってる気がしたのは俺だけでしょうか。ただ単にそれカフェの店員が灰皿掃除するのめんどくさいから、そういう流れになったんじゃないの？ていうほど、サービスも悪い店達が多いです、北欧は。

話がずれました。まっ、柄が悪かったって話よ、コペンハーゲン中央駅は。スーツケースゴロゴロ転がしてるのはちょっと嫌だった。そしてちょっとまた凹む。さっさとスーツケースをロッカーに預け、早速てくてくとツーリストインフォメーションへ。北欧、ってかヨーロッパには、結構小さい街でも駅の近くに必ずツーリストインフォメーションがある。これがバックパッカーにはかなり助かる。そのせいで、北欧の旅でホステルを予約しておくということを全くしなくなった。後で泣きをみることになるが、それはまだ先の話。

まずホステルを紹介してもらう。安くてセキュリティ良くてキレイなとこを紹介してよと言う。荷物を早く起きたかったから、ちょっと無料のネットをやらせてもらい、地図をもらい、便利や便利、ツーリストのための無料チャリンコについて聞き、一路ホステルへ。んー、なんか目に入るものが全て別世界でこれがヨーロッパかーって感じ。

ホステルに着くと、なぜかそこは子供達が遊ぶ幼稚園みたいなとこ。道行く人に聞くと、ここで合ってるらしい。幼稚園みたいなとこの隣だった。入ると隣には体育館。体育館と幼稚園に囲まれたホステル、なんじゃそりゃ。まず値段やら部屋の説明を受ける。なんと40人部屋と30人部屋があるってよ。なんじゃそりゃ。問答無用に40人部屋に押し込まれる。部屋に上がってみると、あぁなるほど40人部屋、間違いない。しかしひどい。2段ベッドが20個くらいあるわけだよ、一部屋に。そこはまるで体育館。写真撮り忘れたな〜。値段も普通のホステルと一緒だったんで、これは明らかに外したな〜とがっかり。別のホステル探そうかとも思ったんだけど、まあ一泊だけだからいいかと。

そこにアメリカ人登場。汗臭い。もう外人さんってのは皆汗臭い。みんなワキガ。その反動でか香水もつける奴が多いので、臭いはたまったもんじゃない。そんなこんなでアメリカ人とちょっと話してお昼ご飯を食べに行くことに。話題は北欧の物価の高さでもちきりです。いろいろ店を回ったけど、本当に軽い軽食で1000円を余裕で越えてくる。カフェなんて入れたもんじゃない。そこでうちらが選んだのが、セブンのサンドイッチ…。コーラとセットで確か40クローネくらい。これでも700円くらいいってるから驚きだ。

さて、一旦ホステルに戻り、今度は別行動。アメリカ人はシャワーを浴びるというので、おいらは街へ探検に。あれー？すんません、俺この日何しましたか？んー、マジで思い出せない。Mixiにも書いてないし。とりあえず、ちょっとうろついて、何か楽しいイベントはやってないかなーとインフォメーションの人に聞いたりしたけど、やってなくて、凹んで夜飯でも食おうかなと思ったら激高で食えたもんじゃなくて、ホステルに帰って、腹減ったからもう寝ようと思って寝たんだ。つまり、何もしてないってこと。この日食べたものがセブンのサンドイッチだけってのは有り得ないな。

そんなわけで、デンマーク初日は、アジア人が外人になる現実にびびり、コペンハーゲン中央駅の柄の悪さに凹み、外人のかっこよさに負けそうになったり、物価の高さに負けたり、ホステルは騙されたりでどうしようもない一日だったな。