■8/18 **小旅行**

やってまいりました、マレーシアの日。シンガポールと繋がってるからなんか変な書き方だけど、続けて書いてみます。まずシンガポールのホステルを昼前に出発し、昼飯をブギス&アラブ・ストリートで食す。あっ、ちょっとシンガポール日記混じっちゃうな、まいいか。うまいチャーハンみたいなやつを食べる。せっかくブギス&アラブな街なのに中華を食う。だってうまいんだもん。そして、お供はパパイヤジュース。うんまかった!

その後、まず、メモリースティックがいっぱいになっちゃってたんで、大型電気店ビルに買いに行く。今のが64Mしかないやつだったので、今回は128にグレードアップ。しかし高い。日本と変わらない。なんでこんな高いの?って聞いたら、SONYの製品は世界どこで買っても共通の値段で売ってるんだよみたいに言ってたけど、ほんと?だとしたら、SONYひどいな。客を選びやがって。まあ、買わないわけにもいかないので買う。ちょっと高すぎるから他も回ってみるって言ったら値切れた。もうちょっと頑張ればもっと値切れたのか?

さて、メモリーも復活し、ブギスを少し回る。そうそう、この日は天気が悪かったんだ。スコールじゃなく普通に雨。見所のスリ・クリシュナン寺院も雨よけでテントかぶっちゃってた。あと、観音堂とかもある。これね、実はブギス&アラブストリートって、あまりブギス&アラブとして成り立っていない。かなり文化の侵食を受けてて、一番ご当地色が少ない地域だったなー。だからこうやって中国寺院もある。

唯一ブギス&アラブ色が強いのがサルタンモスク周辺。周辺には露店が並んでてアラブな雰囲気を出す。ブギスビレッジってのもあるけど、イマイチだった。サルタンモスクは決して見世物でなくれっきとしたイスラム教のモスク。イスラム教徒以外は入り口付近までしか入れなく、ハーフパンツやスカートを履いた人達はイスラム服を借りないと入り口までも入れない。俺もハーフパンツだった気がするけど、長めだったから良かったらしい。にしても、こういう宗教ってのを見ると、改めて人間には宗教が必要なのかと思う。なぜ日本にはそういう精神が生まれなかったのだろう。不思議だ。でも俺はいらないな、宗教。神様の手先みたいで嫌だ。何かいいことあっても、あぁこれも神様のおかげ、でしょ?ちげぇよ、俺の実力だ、って言っていたい。

さて、シンガポール一色ですが、そう、ここはマレーシアのコーナー。このあとついに、マレーシアに渡ります。まずバス停へ。こっから所要1時間程度。シンガポールは高速道路無料。バンバン高速道路で飛ばしまくるバス。さて、30分もすると、シンガポールとマレーシアを繋ぐ橋コーズウェイへ。あれ?1時間もかからないじゃん、と思っていると、ここからが長かった。とにかく渋滞。ひどい渋滞。いつものことらしいのだが、シンガポールとマレーシアを行き来する人はめちゃくちゃ多い。特に通勤時な帰宅ラッシュのときはほんとに動かないらしい。だが、このときはまだ3時か4時。ちゃんと帰宅ラッシュにはまらないように出発したのだ。なのに、すごい渋滞だった。見事に進まない。そしてクラクションの嵐。おぉ、なんかアジアっぽいぞ。と、思うも普通に早く着かないかなーて思ってた。

ようやくシンガポール出国棟へ。ここでバスを降りて手続きをして、また別のバスを探す。が、コーズウェイはきっと混んでるだろうと思い歩くことに。このコーズウェイ、歩いても渡れる。豪華なシンガポールの出国棟を出て、ついに歩く。歩いて国境越えだ、初体験。マレーシアへ向かう道は一気にバイクが増える。おぉ、こんな近いのに明らかな違い。一気に東南アジアになるぞ。シンガポールにはバイクは少ない。東南アジア見物のバイク天国はシンガポールには無い。だが、このコーズウェイにはいっぱい。あなたたちどこにいたの?ってくらい一気に増える。

遠く見えるマレーシア・ジョホールバルの街は大都会。まだこの時は知らなかった、これらのビルはほとんど廃墟だってことは…。さて、マレーシア入国。ちょいと治安の悪くなるジョホールバル。マレーシアで一番治安が悪いらしいのでちょっとびびる。この入国手続き時が一番やばいというので用心用心。

無事入国。一気にタクシータクシーの嵐。マジ東南アジア。すごい、1kmほどしか離れてないのにほんとに変わる。街も一気に汚くなる。シンガポールの合理性は全く見当たらない。面白いもんだ。タクシーをノーと断り、歩くはツーリストインフォメーション。迷う。道行く人に聞くも間違えたとこ曲がったりして、無駄に。

けど、この歩きで、シンガポールから見えた数ある高層ビルは廃墟であることを知る。廃墟、もしくはfor rent。ひどい。マジで生き残ってるのは国境近くの屋台街とシティスクエアというビルのみなんじゃないかと思う。ただ、このシティスクエアも翌日階上のオフィス階に行くと、ほとんどのフロアがfor rentだった。大丈夫か、この街。細々と暮らしている東南アジアを見るのはいいかもしれないが、これだけ1回発展した感がある街が滅びていってるのを見るのは辛い。これがマレーシア第2の都市の現実。シンガポールの発展にあやかって発展した街ではあるけど、そのうち取り込まれてしまうんじゃなかろうか。

そんな先入観が出来あがった中、インフォメーションに到着。ここも廃墟かと思うほどの暗さ。なんと閉まってた。そんなこと言われてもジョホールバルの情報は何も無いんだから困る。ドンドンと扉を叩き、まだ残ってる人に頼む。快くやってくれた。1日しかいないのに、すごい遠いとこの情報とかも教えてくれた。やー、ジョホールバルにしかいないですよ〜て言ってもひたすら観光スポットをおすすめしてくれた。そしておすすめホテルなんかも教えてもらって、なんと分厚いガイドブックもくれた。なんていい人だ。このガイド、明らかに一観光客にくれていいほどの物じゃない。すごいしっかりしたもの。ページ数256ページ。写真参照。よほど観光客来ないのかなーて心配になった。

で、おすすめのホテルまでまた歩く。インフォメーションのおっちゃんはタクシー使った方がいいよーって言ってたけど、歩く。この街には安宿、ってかボロ宿が多い。そして高級ホテルも多い。中間が少ない。ジョホールバルはちょっと治安のよろしくない街というので、用心をとって安宿の中でもちょっと高めのとこをお願いした。一泊1500円くらいのだった気がする。一般的な安宿が1000円くらいだからちょっと高い。いっぱいホテルがあって分からないね〜てフロントのおばちゃんに言ったら、ここなら間違いないって言われたから良かったのだろう。か。

部屋は広くてテレビもあった。うん、上出来。あぁ、けど今思いついたけども…、ヨーロッパの旅で俺を苦しめ続けたあの腹痛は、もしやこのホテルの水のせいなのだろうか…。でも時間が空きすぎてるよな〜、違うかな〜。まあいいや。

とりあえず、少し歩いたので疲れを取るためゴロンとした後、夜飯を食べに。かっこいい兄ちゃんがやってたシンガポールでいうホーカー的なものへ。この街には屋台もいっぱいあるんだけど、明らかに不衛生だし、ハエがぶんぶん飛んでたので用心してみた。基本的に用心してた。まあ、結局腹痛になるわけだけどん。で、食べたのはお馴染みナシゴレン。あと、ライムのシャーベットジュース。ちょっと量が足りなかったけどこれで150円くらい。激安。しかし、あれだ、シンガポールと違って、マレー系の人が制してるマレーシアだけど、彼らすごくかっこいい。明らかにシンガポールの人よりファッションに気を使ってる感じだし、スタイルもなぜかみんないい。そして、英語もしゃべる。この国もかっ。ちくしょう、皆揃いも揃って英語しゃべりやがって。うほぃ。で、シンガポール中心に回って、ジョホールバルは2日だけなんだよって話をしてたら、なんでシンガポールにそんないてここは2日なんだい?!って話になり、あぁ、シンガポールよりこっちだろ意識があるのね、素敵だぜ、兄ちゃん、それ大切だぜとか思ったりした。

まあ、食べて、普通にホテルへ戻る。ところで、この街のどこが危険なの?ってほど、危険な匂いはしなかったけど、あれでよかったのかな。メルリンタワーっていうビルがあるんだけど、その周りは危険みたいに書いてあったけど、行ってみたら普通だったし。なに、ちょっと柄の悪い人とか浮浪者がいるくらい。そんなんどこの国にだってあるよね。ていうか、そういう人達が観光客に何かするとは思えないし。考えてみても、日本で暴走族やらチーマーが観光客を襲うとか有り得ないしね。明らかに絵がおかしい。まあ、用心するにこしたことは無いから、十分用心はしたけどさ。なんか、地球の歩き方ってずいぶん大げさに書くよね。

で、久々テレビを見ながら就寝。英語の番組が多い。そりゃあ、英語しゃべれるわな〜。

【Photo】

昼飯

ブギスストリート

スリ・クリシュナン寺院

観音堂

素敵色合いマンション

アラブストリート

サルタン・モスク

ここまでしか入れません

その2

マレー・ヘリテージ・センター

コーズウェイ

シンガポール側からバイクが

シンガポール出国手続き所

遠く見るジョホールバルの高層ビル

もらったガイドブック

夜飯食いどころ

街頭でよく見た風景。なんだろこれ

ナシゴレン

8/18 8/19